802.11nについて無線LANチップメーカーとしての考え

無線LANチップメーカーAtherosの親分のインタビュー。使命は「無線で社会に貢献すること」:インタビュー

■無線LANの高速化は、ユーザーに何をもたらすのでしょう。

 802.11nでは、速度と安定性の両方が向上します。これにより、コンテンツの質的な変化が起こるでしょう。その代表が、音声や動画などのストリーミングだと考えています。なぜなら、ストリーミングによって、通信に要求される品質がずいぶん変わるからです。ストリーミングをスムーズに流すには、通信速度を現状の10倍上げるくらいの考え方でシステムを作らなければ、品質が上がったと感じてもらえません。例えば、10個のパケット(通信データ)の中に誤りが1個あった場合、通常のWebアクセスなら問題ありませんが、ストリーミングだとデータの再送によってコンテンツがギクシャクします。改善するには、誤ったデータを再送するスピードを非常に速くするなどの対策が必要になり、通信回線は常に余裕がなければなりません。

ストリーミングですね、っと。

noch について

無線LANをこよなく愛する虚言者。
カテゴリー: 無線LAN パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。