2.5GHzの既存キャリアの応募制限についてだが、あれはKDDI対策のように見えてならない。
(僕が知る限り)昔からWiMAXをしっかりやってきたのはKDDI。で、KDDIはWiMAXフォーラムでもチェアマンを持っていた(はず)。よってWiMAXを技術的に運用できるのはKDDI。
ただ既存の3Gの絡みもあって、データ通信の価格を下げることができるか?イーモバイルやソフトバンクのような市場にショックを与えるような展開を行えるかどうか?の点で多方面から懸念があったはず(パブリックコメントからも)。
そこで完全排除と見せかけて株主制限をかけた合弁会社を認めされることによって、別株主に尻を叩かせる。そうすることで、MVNOとして上手くやっていけるのではないか。
というシナリオを勘繰ってみた。
既存の3Gキャリア1社に任せてもサービス化まではできるが結局、飼い殺しになりかねない、というシナリオが総務省が一番懸念した点だと考えている。だからといってIPモバイルの教訓を忘れたわけじゃない。そこでMVNOとなる形を自然に(不自然に)作ろうとしたのではないか。
と、僕は勘繰っている。