モトローラ、802.11n標準完成まで対応製品販売せず – CNET Japan
偉くて偉くて涙が出てくる。
同社のシニア製品マーケティングマネージャーであるAngelo Lamme氏は、ロンドンで開催されたWireless EventにおいてZDNet UKに対し、Motorolaは、規格の正式版に準拠しないかもしれない機器を顧客に購入してもらいたくはないと述べた。802.11n規格は、 Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)が2009年の標準化を目指している。
正式版が出るまで製品を出さないという方針はその通りで、ドラフト2.0が出たらしいが、詳しい人に話を聞くとドラフト2.0でも正式版に対応できない可能性がある、とのこと。NECが11n ドラフト2.0無線LANルータを出したりしてますが。
ちなみにこのNEC製品、NDSがWEPにしか対応しない問題に関して、Multi SSIDによる解決策を出している。ただしVLANに対応してないので現状ではつまらない。もちろんWPSに対応。5月からのチャンネルボンディングに対応。
そんな製品が将来、標準に対応しないかもしれない、という問題はどれだけ認知されているだろうか。どちらかというと、11nが標準対応しないことで不利益をこうむる人、団体がそれほど多いのかという話がある。正式対応まで製品が出せないと、どうしても設計で差がついてしまう。
それを分かった上でモトローラはそういってるのだから、顧客や無線LANの業界を大事に思っているんだなー、と。