解析プログラムでRTP/UDPを解析してみた(2)

送信側のMACキャプチャした結果もRTP解析する。このMACキャプチャはPCに2枚無線LANカードを挿しRTP送信していない方でモニターモードにして別のアンテナでキャプチャしたものである。

tshark-snd070817-1612rtp.png

このグラフでは、かなり多くの損失が見られる。この原因はキャプチャミスが発生しているためであり、至近距離の別のアンテナにてMACキャプチャを行っても完全にキャプチャできていないことを意味する。

また20秒から25秒にかけてキャプチャミスを原因としないような大きな損失が見られる。これはMAC層レベルでRTPシーケンスが連続しない状態で送信していることを意味する。すなわちバッファオーバーフローが発生している。

結果的にバッファオーバーフローが受信時のRTP損失に対して大きな影響を与えていることは、送信側RTP解析と受信側RTP解析の傾向から見ても確かなようだ。

MAC層の再送限界を超えることによる損失は今回はほとんど発生していない。というのも前回のMAC層のグラフを見てもMAC層で発生した損失は2回程度であり、キャプチャミスを考慮しても、それほどの数ではないはずである。

他に興味深いデータとしては、データサイズで以下のように段階ごとに損失が見られた。

  1. 元データは94.8MB
  2. 送信側MAC層キャプチャでは91.8MB
  3. 受信側IP層キャプチャでは88.2MB
  4. 受信側アプリケーションが出力したmpgは86.7MB

2.と3.のデータサイズの差がある理由はMAC層損失の件から見てもよく分からない。3.と4.に差があるのは、再生時間までにデータが間に合わなかった(バッファ時間が足りなかった)からだろうか。色々と考えることが出てきた。

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無線LANをこよなく愛する虚言者。
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