無線LANで妨害実験をしてみた。
一般的に11gの世界では、1,6,11が周波数的に衝突しないといわれている。うちの研究室の無線LANアクセスポイントのチャンネルは5。よって1と6と干渉することになる。
そこで、1,6,11チャンネルを使ってiperfを行い解析をかけながら、途中10秒から5チャンネルを使って1秒間のみ妨害してみた。
結果
通信チャネル1、妨害チャネル5の場合)
通信チャネルではフレームが送信されるが、受信側で正しく受信できない。送信側は再送を行う。10回再送を行うが届かず。よってバースト誤りとなる。
通信チャネル6、妨害チャネル5の場合)
通信チャネルではフレームの送信を抑制。802.11はCSMA/CAアルゴリズムを採用しており、無線チャネルが使用中(idel)であると判断すると送信を抑制してバックオフを行う。スループットの低下は見られる。いわゆる「電子レンジの前で無線LAN使ってみた」。
通信チャネル11、妨害チャネル5の場合)
TCPスループットに影響は見られない。無線LAN再送回数が妨害時に微小に増大しており、妨害されたことは分かるが、作業上の影響は見られない。