Linuxにおける802.11の動向について

AtherosのLinuxドライバは今までmadwifiが利用されてきたのだが、madwifi加えて最近、ath5kがLinux周りで利用されるようになった。ath5kはOpenHALを利用したプロダクト。

AtherosのLinuxドライバは完全なオープンソースではなく、HAL部分(ハードウェアを操作する部分)はバイナリとして秘匿されてきた。しかしながらAtherosのドライバコードは以前流出したことがあり、そのコードのHAL部分はOpenHALとして育てられてきた。

そのOpenHALを利用するのはath5k系列のドライバだったのだが、完成度が低かったために利用は見送られてきた。Atherosの基盤コードにおける5000番台の初期のコードだったために、その後の基盤には追いついていなかった気がする(うろ覚えだ)。

そのath5k周りの情報を調べていくと、Drivers – Linux Wirelessの表が見つかる。よく見るとmeshの項がある。このmeshについて調べていくと、このmeshの意味は802.11sの意味だった。

Linux 2.6.26が7月ごろにリリースされたが、その時に802.11sドラフトのテスト実装も入っていたらしい。open80211s – Tracというページが見つかる。いくつかのドライバに対応しているようだ。コミットログを見たところ、最新の更新は10ヶ月前となっていることから、そこまで活発な開発は行われていないようだ。

Linuxに取り込まれたath5kやAtherosの802.11n基盤である9000系のドライバath9k辺りがどのような開発進度かは、git.kernel.org – linux/kernel/git/linville/wireless-testing.git/shortlogを見ると、数日単位で変更がコミットされていることが、なんとなく分かる。

ここ一年間でLinuxの802.11は、OpenHAL、802.11n、802.11sが進んでいたようだ。

# 11s.jpは手放したのでどうということはないけれど。11n.jpは何処かのドメイン会社に取得されたようだし。

noch について

無線LANをこよなく愛する虚言者。
カテゴリー: 無線LAN パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。