3つ情報が溜まったので出す。
平成21年3月11日
総務省|ITS無線システムの高度化に関する研究会|ITS無線システムの高度化に関する研究会(第3回)議事要旨
○ 路車間通信と車車間通信に求められる通信要件が独立に決められているようだが、情報を扱うという視点では車車間通信と路車間通信は共通の通信要件があるのではないか。また、車車間通信では通信の相手数を500台程度としているが、車の長さを4mと考えると少なくとも2km先の車とも通信することになる。これだとマルチホップが必要になるのではないか。出会い頭で本当に500台も通信相手が必要となるのか、また都市内では信号機の間隔が500m程度であり、それを超えて通信を行う必要性も分からない。現時点では精緻な検討は出来ないのは分かるが、これでは大雑把過ぎるのではないか。
500台っていう数字が・・・すごく・・・大きいです・・・。
2008-12-03
ETRI、車両間通信技術を開発
「車両間マルチホップ通信技術」は道路や車両の突発状況を感知して周囲の車両に警告メッセージを放送することで車両運行の安全性を高め車両グループ間の通信や集団運行を支援する通信技術。
中略
この技術は5.8GHzのITS周波数帯域を使用して200kmのスピードで高速走行中でも無線通信が可能であり、パケット送受信伝達時には車両間のマルチホップ通信が可能。
この技術を利用すれば車両の衝突事故率が減少して自動車事故による経済的処理費用を年間1兆ウォン程度減らすことができ、車両とインフラ間の通信は国家ITS通信網やu-city通信網の構築にも必要な通信技術とされている。
技術を利用した場合の社会的利益について言及する人は偉いと思う。
2008/11/13
渋滞情報などを対向車から取得、NECがプロトタイプを開発
LinkBird-MXは、NEC欧州研究所が開発した車車間通信プロトコルの制御ソフトウェア「C2X-SDK」を中核に、車載用の装置として実現したもの。C2X-SDKは現在の車の位置情報を他の車に通知する機能に加え、その位置情報を元に情報の伝送経路をリアルタイムに変更する PBRV(Position Based Routing for Vehicular ad-hoc networks)機能を実装、複数の車を中継した通信(マルチホップ通信)も実現するとしている。
車車間通信のアドホックな話は「マルチホップ」というキーワードでしか集まらないので、注意が必要かも。