SEDに冷めた東芝

ITmedia News:SEDで賭けに出たキヤノン 熱冷めた東芝では、

 キヤノンが12日、東芝と共同で進めていた次世代薄型テレビ「SED(表面電界ディスプレー)」事業を単独で展開することを決めた。同社にとっては、まさに悲願でもある「家電事業」への進出に向け、大きな賭けに打って出たといえる。SEDへの熱が急速に冷めてきたとされるパートナーの東芝との温度差も、単独へと背中を押したようだ。

と、東芝が「いちぬーけた」とSEDから撤退したとしている。

HD DVDといい、SEDといい、東芝は何かと忙しそうだ。

カテゴリー: HD, HDTV, テレビ | 1件のコメント

BD vs HD DVD(1)

ITmedia News:次世代DVD戦争は“早期決着”? 「ソフト数が4月逆転でBD」説という興味深い記事。

 陣営を引っ張る東芝の藤井美英執行役上席常務は、7日の会見で、新商品をお披露目し、こうぶち上げた。

 「PS3は、あくまでゲーム機。主なユーザーである子供が映画ソフトを次々に買うとは思えない」(同社首脳)と、BD陣営を牽制(けんせい)する。実際、ソフトの数では、ワーナー・ブラザーズ、パラマウント、ユニバーサルなどが07年に新たに300イトル以上を発売する予定で、BDを上回っている。

ぶちあげすぎです。ゲーム機としてWiiに”圧されている”PS3の先はAV PS3しかない。かつ、PS3の購入世代は子供ではなく所得がありデジタルテレビを所有するHDTV狂のアダルト層である。「主なユーザーである子供が映画ソフトを次々に買うとは思えない」という発言は執行役上席常務としてはまずいのではなかろうか。

 BD陣営が、「PS3所有者の80%が映画ソフトを購入すると回答した」(パーソンズ議長)とむきになって反論するように、映画ソフトの数が、規格争いの行方を大きく左右することは間違いなさそうだ。

この反論は正しいと思える。

HD DVDは何かヤバい。
(続かない)

カテゴリー: HD, HDTV, テレビ | コメントする

Wordでスイスイ論文の達人

Mactopia Japan : Wordでスイスイ論文の達人 「書きたい」から「書ける」ようになる6つのことというWordを利用した論文の書き方を紹介するサイトがMicrosoftによって公開されている。

このサイトではMactopia Japanといい、MicrosoftのMac向けソフトウェアを紹介している。

Microsoft、Appleに1億5千万ドルを投資、共同開発もを思い出した。

カテゴリー: 執筆 | コメントする

オープンソースに対する”まつもとゆきひろ”のスタンス

日本発プログラミング言語であるRubyの作者、まつもとゆきひろ氏のインタビュー記事3連載の最終回ITmedia エンタープライズ:まつもとゆきひろ――第3回:僕の存在価値はそこにある (2/4)にて、まつもと氏のオープンソース開発におけるスタンスが語られている。

―― 最近は、海外でも広く使われるようになっていますし、Ruby on Railsによって仕事で使うという人もますます増えてきています。そうした状況の中で、まつもとさんが感じる責任、あるいは受けるプレッシャーというのは変わってきましたか?

まつもと ときどき、社会的責任が……という人もいるのですが、「ふざけるなー」という感じで無視することにしています(笑)。

―― ただ、作っている本人は、あまり意識したくないと思いつつも、ある瞬間から周囲が勝手に何かを期待しちゃうという、ことはありますよね。

まつもと 期待する人は、期待するだけのコストを負担しているか、という話になるでしょうね。そのコストを負担する気があるなら、負担されたコストを使って、その責任を果たすプレーヤーが出てくると思うんですよね。

と、責任は感じながらも感じないように努力している、そして期待する人に対してはコストを負担する気があるのなら、LinuxにおけるRedhatのように管理しようとするビジネスに対してコストを払うべきだ、としている。

オープンソースに対する考えは人それぞれですが、期待するのなら期待するだけのコストを払え、ということになる。もともと企業の中にはオープンソース・ソフトウェアを採用・導入する大きな利点として、「コストの安さ」を挙げるケースが多いような気がするが、ソフトウェア自体が無償で手に入ってもサポート・メンテナンス等でコストがかかる。

そうなるとオープンソースソフトウェアとプロプライエタリとの違いはコストではなくなる。もともとオープンソースソフトウェアの考え方としてコストの安さを追求しているのではなく、メンテナンス性を考えてのことであるのだから、コスト面においては利点はないという認識を持つ方が正しいのだろう。

カテゴリー: プログラミング, 未分類 | コメントする

ネットワークにおける帯域幅という概念

ネットワークの論文を読んでいると、「スループット」や「グッドプット」という言葉が出てくるが、この言葉の意味について深く考えたことはあるだろうか。

この言葉の意味について、ロキ・ジョーゲンソン博士がTechTargetジャパン:「帯域幅」という用語は正しくないという記事を投稿している。

 それでも次のように尋ねる人は多い――「帯域幅はどうやって測定すればいいのか?」、あるいは「(トラフィックを差し引いた)利用可能な帯域幅はどう測定するのか?」、「自社のネットワークのパイプの太さはどのくらいか?」と。こういった質問に対する短い答えは、「あなたが“帯域幅”という言葉で何を意味しているのか、そして何を求めているかによって異なる」ということだ。そして答えは……かなり長い説明になる。

と、帯域幅は求める人によって答えが異なることを示唆し、そこで終わらずさらにケースバイケースによってどんな帯域幅が存在するのかまで言及している。

たとえば、TCPのようなプロトコルを考える場合には、エンドツーエンドの項が参考になる。

カテゴリー: TCP, ネットワーク | コメントする

iPhoneの強気

ITmedia +D PC USER:Appleの新たな始まり――スティーブ・ジョブズ氏基調講演(後編) (1/2)にあるとおり、iPhoneというMacの入った素晴らしい携帯が出るにあたり、iPhoneという商標はCiscoと円満解決したのかね、と思っていたら、

ITmedia News:[WSJ] Ciscoの訴訟は「愚か」、Appleが強気のコメントと、Cisco既に訴訟してるし、Apple既にコメントしてるし…!!

 「携帯電話にiPhoneという名前を使った企業は当社が初めてだ。Ciscoがそのことで当社に異議を唱えたいのなら、勝つ自信はある」(同氏)

もうっ、ジョブズったら強気。M$だけでなくCiscoにケンカ売れるのはジョブズくらいのものです。Ciscoも流れに乗ってITmedia News:「iPhone」登場、Linksysから出してますから。そりゃ(形だけでも…!!)怒りますよ?(訴えた方のiPhone覚えてもらうために)訴えますよ?

ちなみに平行して登場したApple TVに一言いいたい。

iTVじゃなかったの?

あっと、iPhoneもiTVも無線LAN持ってます。とりあえず。

カテゴリー: HD, HDTV, 無線LAN | 1件のコメント

Total Home構想

Windowsの「コネクティッド・ホーム」からの話の続き。

酒が入っているからご了承を。
続きを読む

カテゴリー: テレビ | コメントする

げに恐ろしきは「コネクテッド・ホーム」

M$マンセー派ではないので、前回のエントリである「X-BOX 360の本領発揮とWindowsの戦略」に対して反論が欲しいなーと思いつつ出ない今日この頃。

そんなゲイツ先生のCESでの講演がまたイカしてる。講演の詳細な情報については【CES 2007】ビル・ゲイツ氏が語る「コネクテッド・ホーム」構想 : トレンド – Computerworld.jpを読んでいただきたい。

とりあえず、もっとも興味深いのは、

 一方、バック氏は、IPTV(Internet Protocol Television)を提供しているAT&Tなどのサービス・プロバイダーが、セットトップ・ボックスの代わりにXbox 360を提供すると発表した。これによりユーザーは、IPTVに対応する従来型のセットトップ・ボックスとXbox 360のいずれかを選べることになる。

という内容で、セットトップボックスの代わりにXbox 360を選べるという点。非常に強力です。つまり、既にXbox 360を持っている人は買わなくていい。さらに

 これについては、IP接続デバイスとしても機能するXbox 360を使えばテレビやインターネットを利用できるというシナリオが提示されている。こうした動きは、ソフトウェアだけでなく、ホーム用のデジタル機器も提供するというマイクロソフトの将来像を示すものだ。

ということから、いままでインターネットを使ってこなかった層のデジタルへの架け橋になりえる。素晴らしい…(SONYはこーゆーことできないんだよなー)

そして家庭内のメディア配信は、

 「Vistaの一部として提供されるWindows Media Centerを使えば、テレビに接続されたPCに保存されているコンテンツを利用したり、PCなどのデバイスを使ってTV用のコンテンツを用意したりすることができる」(ゲイツ氏)

と「Vistaでいいじゃん」(byゲイツ)な状況。

そして極めつけは

 今回発表された「Windows Home Server」(従来は「Quattro」という開発コード名で呼ばれていた)も、各種のデバイスを使ってどこからでもデータにアクセスできるようにするというコネクテッド・ホーム構想の一翼を担うものだ。同サーバは一般消費者に直接販売されることはないが、ヒューレット・パッカード(HP)などのOEM ベンダーが新しいハードウェアのベースとして採用することになっており、家庭内のVista PCを接続するために使われる。

と、未だ統一されぬホームサーバ市場に挑戦していく構えだそうな。

カテゴリー: HD, HDTV, Windows, テレビ, 未分類 | コメントする

DELLのHDTV27型液晶ディスプレイ登場

DELL 2707WFP :国内は16万8000円デビュー – Engadget Japaneseによると、2707WFPという27型HDTVの液晶ディスプレイが国内で発売されたようだ。

価格は16万8000円ということで、どこまでクーポンで安くなるのか気になる。で、Dell – 個人のお客様 ホームページを見てみると(Firefoxで見られないのが腹立つ!!)やっぱり168,000円。プレミアム価格なんだろうか。

それよりも24型が7万円台で安すぎる。というのも、デル2407WFP:滲みとマッハバンドは仕様です – Engadget Japaneseとか2407WFP レビューとか「仕様です」というM$並みの難点があるから、か。とりあえず、2407WEPを狙う人は価格にだまされずに見てから買うのがお勧めです。

どうみても(米国で売れない不良品を日本で仕様品としてさばく)在庫処分です。ありがとうございました。

カテゴリー: HD, HDTV, テレビ | コメントする

X-BOX 360の本領発揮とWindowsの戦略

とうとうX-BOX 360周りが面白くなってきた。

例えばXbox 360で.NETとC#による自作ゲームを動かそう − @ITというニュースが伝えられている。この試みは実際にゲームを作れるフレームワークを提供するという意味では進んでいる。

さらにITmedia News:MS、「IPTV on Xbox 360」と「Windows Home Server」を発表という流れがある。これは少なくともITmedia News:AppleのジョブズCEO、待望の「iPhone」「Apple TV」を披露に対抗してのことだと思われるが、ゲーム機が本格的なホームメディア中枢になるためには必要なことである。

Xbox.com | ハードウェア – Xbox 360™コア システムを見る限り、D5には対応しているので真のHDTVが見ることができるのは間違いない。

そしてVistaでもっとも革新的であろうWPF(Windows Presentation Foundation)においてスタンドアロンアプリケーション、Webアプリケーションと共にX-BOX 360も範疇とするところも大きい。既にWindowsはスラッシュドット ジャパン | Windows搭載基板がアーケードゲーム業界を席巻にあるようにアーケードゲーム業界にも大きな足がかりを持っているし、W-ZERO3:シャープにおけるWindows Mobileの提供で成功したこともある。

今後、ますますWindows搭載プラットフォームは増えることだろう。その際にはWPFによる統一的な開発、すなわちワンソース・マルチプラットフォームな開発環境がMicrosoftによってサポートされる。将来の基本ソフトはLinuxであるという考えもあるが、高機能化していくGUIな世の中で正当な進化をしているのはWindowsであるといか言いようがない。そして現在の開発者はWPFをサポートする必要があるだろう。

そうした意味で、VistaはWPFを「標準」としてサポートする大きな布石となっている、との見解がもっとも正しく、一般にはアピールし難いが言うまでもなく新機能である(WPFはXPにも提供されるが不完全なもの)。そして、その出力デバイスとしてのX-BOX 360には恐怖すら覚える。日本では売れないという事情から安心をしているが、米国では売れていることから安心はできないだろう。

SONYやNINTENDOにそれだけのプラットフォームを準備する力があるか、YESかNOかと言えば…

カテゴリー: HD, HDTV, Windows, 未分類 | 2件のコメント